-東京・神奈川で飼い主を失った犬達の保護をし、里親を探すボランティア団体です-

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保護センターより保護

ミックス

♀

2kg強

推定10歳過ぎ

• 避妊手術
• 歯石除去
• 混合ワクチン接種(8種)
• フィラリア抗原抗体検査
• 検便

この子は少々薄暗い所に置いてあったケージの中にいたので、どんな状態かはすぐには分からず、近寄って、初めてギョッとした子でした。

目はくっきりはっきり白内障と分かる程の白さでした。毛量は地肌が透けて見える程の薄毛でした。チャイニーズクレステッドのロン毛バーションかと思える程です。

良く見れば沢山沢山生んだ形跡があり、おまけに乳腺腫瘍もありました。誰に聞いても「はて、何の組み合わせかしらね?？」との返事です。なのに、小さい・可愛い・珍しいで、あの小さい身体でお産させられ続けてきたのでしょう。

とにかく涙が出る程ひっそりです。放っておけば、いつまでもケージの中に置いた屋根付きの犬用ベッドの中にいるような子です。フリーにしても一人トコトコトコトコとマイペースです。が、声を掛ければ、その牛蒡のような細い尻尾を遠慮がちに振って、嬉しそうに近寄ってきます。周りのパワーに圧倒されて、大抵は控えにいます。スキンシップの順番がなかなか来なくても、じっと我慢し、スタンバイしています。

ガリガリでしたが、やっと体重の増加もみられ、晴れて募集に至りました。体調はすこぶる良く、快眠・快便・快食中。

声が出ないのかと思っておりました所、初めて意思表示をしました。危ないので、他の犬と分けて置いた所、「フェンスをどけて」と言っている様子でした。その声が、又なんと華奢な身体と反比例して、野太い声でした。どこから出るのじゃ？結構共鳴体は立派なのかもしれません。更には肺活量もあるのかも。

・・・となると、見かけより若いのかも知れないなと思いました。だったら、ヤッタね！苦労した期間が相殺になる位過ごせそうな感じです。