-東京・神奈川で飼い主を失った犬達の保護をし、里親を探すボランティア団体です-

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飼い主病気の為、放棄

ヨークシャー・テリア

♂

3kg

享年14歳

• 去勢手術
• 歯石除去
• 混合ワクチン接種(8種)
• フィラリア抗原抗体検査
• 検便

アッと言う間に逝ってしまった子ですが、取り合えずご報告させていただきます。

以前も看取りのつもりが1年元気でいた子や、やっと状態が良くなり、良かれと思って決断した大学病院での外科手術中に逝ってしまった子を未掲載にしてしまったので、一旦は引き出した子達ですのでやはり掲載する事にしました。

飼い主病気との事で放棄された子でした。

申告14歳との事でしたので、多少は躊躇したものの、とっても綺麗で、歩行もヨタヨタ感は見て取れたのですが、看取り覚悟で出す事にしました。それでも構わないとのスタッフの後押しもあり･･･。更には、運良く看取ってくれる方が現れれば更にラッキーとの思いで･･･。

が、放棄された直後に引き出した為、そこまで弱っているとは思いませんでした。

帰宅以降、餌は食べず横になって寝てばかり。緊張と高齢と酷い状態の歯のせいかと思っていた所、水も飲まない様子に慌てて獣医へ。

緊急で血液検査をしていただいた所、腎臓・肝臓共に悪く、肝臓の数値は最悪との事でした。少々肥っていた為、ギリギリまで餌は食べていたと思われたので、予想以上の悪さに暗澹たる気持ちでした。

どちらにせよ、食べてくれない事には･･･と、看取りを申し出てくださった預かりさんが色々頑張って下さったのですが、引き出してから１週間後、消え入るように逝ってしまいました。

それ程までに悪かったのに、元飼い主は気がつかなかったのか･･･。

立っているのもしんどい状態だったはずなのに、犬舎の中では気丈に立っていた子でした。外に出した際はヨタヨタとではありましたが、歩いてみせた子でした。必死にアピールしていたのかもしれません。

最善は尽くしたつもりですので、この子（ももちゃん）もいい最期を迎えられたと思ってくれれば、せめてもの救いです。

いつもの様に、お寺付属の動物霊園で葬儀を行いました。