-東京・神奈川で飼い主を失った犬達の保護をし、里親を探すボランティア団体です-

120222O-LRPM
飼い主より依頼

ラブラドール・リトリバー

♂

30kg（太りすぎ)

推定7歳過ぎ

• 去勢手術
• 歯石除去
• 混合ワクチン接種(8種)
• フィラリア抗原抗体検査(陰性)
• 検便

飼い主の健康状態が悪く、世話が充分出来なくなった為、当団体へ相談がありました。

ショータイプの子です。基本の躾は入っており、フセまで出来ます。飼い主の指示は良く聞きますが、まだまだ気分は若犬のようですので、あの少々太った身体をユッサユッサ揺らし、小躍りして喜びを表します。

ネアカのようですので、微塵も苦労は感じさせない様子には見えましたが、実は飼い主との別れは2度目（迷子収容→現飼い主→再募集）とのことです。

連絡を受けチェックに行きました所、この寒空に庭に係留されておりました。

見知らぬ人が来たと吠え立てましたが、お世話になった訓練士さんを見るやいなや、欣喜雀躍しました。その態度の豹変ぶりに嬉しいやら、ビックリするやら･･･。

が、それが人間と大いに違う所かもしれません。犬はやっぱり恩を仇では返さないものですね。

少々壊れかかった犬小屋・短いロープ・いつからしているんだろうかと思わせるような首輪・舞い上がった風塵のせいで被毛の黒が黒褐色に･･･。ハーフチョークのかけ方が逆なのも、溜息が出てしまいました。

正直可愛がっていたのか･･･。

手放す話をしていても、全く愛情が感じ取れる事はありませんでした。ショータイプで見栄えがした為、飼ってはみたものの、一時の満足が充足した為、今は興味が失せているかの様な感じでした。

まあ具合が悪いのは確かではあるのでしょうが、さばさばと淡々と、その子の状態を説明しておりました。

犬の方もどちらかというと、我々の方へばかり遊んで遊んでとアピールする始末でしたから、良く心得ているみたいでした。

数年も前にお世話になった訓練士さんをちゃんと覚えている健気さに切ない思いです。

それに応えてあげられない飼い主に当たったこの子の不運を考えると、3度目の正直で愛情たっぷりの飼い主を探してあげたいものだと思った次第です。