-東京・神奈川で飼い主を失った犬達の保護をし、里親を探すボランティア団体です-

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保護センターより引き出し

ポメラニアン

♂

2kg強

推定10歳過ぎ

• 去勢手術
• 歯石除去
• 混合ワクチン接種(8種)
• フィラリア抗原抗体検査(陰性)
• 検便
• 心疾患あり（投薬中）

フルコートで毛玉も殆ど無かったので、飼い主のお迎えがあるのかと思っていた子です。

物怖じする事もなく、多分、一般家庭での飼育かと思われる雰囲気でした。

年齢の判断が微妙につきにくい子ではありましたが、目だけを見れば軽い白内障程度なので7-8歳程度かと思われましたが、歯はデンタルクリーニングを施せば、ほぼ全滅かと思える程状態は悪かったです。

やっと肝臓の数値も正常になり、募集に切り替える事が出来る状態になりました。

以下は最近の預かりさん宅での様子です。

保護当初は肝臓が悪く投薬治療が必要でしたが、二ヶ月で正常値になり去勢手術も出来ました。

その後も順調に正常値を維持できたため、やっと投薬の必要がなくなり、晴れて「ケア」が取れました。

心に受けたダメージから体調も悪くなったのでしょうか･･･、当初は気力もなく、反応も鈍く心配しておりましたが、今では食事の支度を察知し、時間がかかると「早く早く」と催促する位にまでなりました。

先住犬がそれをたしなめると、今流行の倍返しよろしく文句をいい返しています。

車で外出の時も後部座席で寝ているかと思うと、足を踏んだか身体に障ったかで文句を･･･。

云われた方は、その理由が分らないのか分っていても知らないふりをしているのか、子供の兄弟喧嘩を見ているようで可笑しいです。

理由があれば自己主張もする子ですが、普段は静かでフレンドリーな子です。

ケージの扉はいつも開けてフリーにしておりますが、自分のテリトリーとの認識があり、離れていても、先住犬が近くを通ると急いで扉の所へ戻り、入れないようにする姿にはつい笑ってしまいます。

ただ、先住犬がケージに入っても怒る事はなく、早く出てもらいたいように目の前を行ったり来たりしています。

心臓の薬は初期のものを飲んでいますが、体力をつけ、免疫力をつけることで今の状態を維持したいと思います。

カートやスリングで散歩に出ますが、お気に入りの公園では木や土の感触を楽しみながら歩いて体力をつけています。

また、良い結果が早く出る手作り食で免疫力アップを目指しています。

普段、食事の支度をしている方なら誰でも簡単に作れますので、この子の為にもお願い出来たらいいなと思っています。

我が家で預かる保護犬は皆トイレの覚えが早いのですが、この子は初日から先住犬の後に付き、できました（天晴れ）！

以前の生活では健康状態はまったく頓着されず、ケアも不十分で、挙句に最後には迷子として置き去りに･･･。

辛い経験をしてきた子ですが、病院の先生にも褒められる位可愛く、愛嬌のある性格です。