保護犬No
140225O-PPMF
飼い主より依頼
飼い主より依頼
犬種
パピヨンとのMIX
性別
♂
体重
5kg弱(少々太り気味)
年齢
2歳前
医療
- 去勢手術
- 歯石除去
- 混合ワクチン接種(8種)
- フィラリア抗原抗体検査(陰性)
- 検便
性格・特徴など
飼い主が病気になり、家族に飼育できる人がいない為、やむなく手放す事にしたそうです。
ある日、HPへ引き取り依頼のメールが来ました。
それは緊急を要する上、とても悲惨なものでした。
ご主人は既に入院。更にはご本人が病気発症の為、長期入院せざるを得なくなり、母親を介護施設に、子供を保護施設に頼む事になったそうです。
犬の行き先がないので、処分はしたくはないので引き取って欲しいとの事でした。
聞けば今は一時帰宅していて、数日後には再入院になる予定で、あまり猶予がないといった状況でした。
病院へ行く日を聞いたら、後二日しかありませんでした。
頼める親戚もご近所もないとの事。
引き取りはその二日間しかなく、取り急ぎお住まいを訪ね、かなりの遠方でしたが引き取って参りました。
犬は、キャリーバッグに入れた事がないそうで、持参したバッグには当然の事ながらかなり抵抗しました。
犬に納得させる為にも家族に入れて貰う事にしたのですが、家族全員で悪戦苦闘の末やっと入れることができました。
バスは終わっていたため、タクシー・電車と乗り継ぎ帰宅。
道中、鳴かずに自宅まで辿り着けるか不安でしたが、一切声を出す事もありませんでした。
我が家のケージへ移動した後も殆ど動く事さえしませんでした。
丸一日、ご飯にもオヤツにも無反応でした。
ケージにへばり付いているといった感じで、怖がっているというより無表情でした。
一生懸命事態を把握しようとしていたのかもしれません。
先方も納得しての事ですが、お子さんもメソメソする訳でもなく、別れはあっさりしたものでした。
二日後には家族ばらばらになる訳ですから、犬に気持ちを移す余裕もなかったのかもしれません。
が、この子は賢く、嫌われて捨てられたのではない事を分っていた為、気持ちの整理がつかなかったのでしょう。
過去にも何頭か事情のある飼い主からの引き取りをした事はありましたが、既に飼い主に飼う気が失せている為、犬も飼い主に対する情は微塵もない様子で、振り返る事なく、私の方へ移動してきました。
見知らぬ家・見知らぬ犬達にも全く不安がないのか、尻尾さえ振って挨拶した子もいましたし、食べ物を受け付けない子はいませんでした。
それを思うと、まだまだ子犬の年齢であるにもかかわらず、気持ちの切り替えが出来ずにいるこの子は、本当に可愛がって貰っていたんだろうと思うと切なく、その姿に痛々しいものを感じ、何とも言えない思いが沸いてきます。
あの日、無理して引き取りに行って本当に良かったです。
数日後には大雪になったので、誰もいない・寒い・暗いの中に一頭でいる事になるのは避けられた訳でしたから。
「無人の家に犬が・・・」とは良く聞く話ではありますが、この子は見知らぬ家で不安ではありますが、その事態を避けられて良かったと思います。
飼い主さんの言う通り、とてもよい子です。
引き取った翌日にトリミングをお願いしましたが、トリマーさんにも褒められました。
若い子ですから、その内には気持ちも切り変えられるでしょう。
今度こそは、そんな心配のないお宅を探してあげたいものです。
数日後、気にしながらも預かり先へ移動した所、暫くしたらケージから自らノソノソ出て来たそうで、心配は杞憂に終わり、ヤレヤレでした。
次の日には、先住保護犬が気に入ったのか、先住犬がおされ気味な位に纏わりついているそうです。
当然、食欲も出てきたそうで、血便だったのが嘘のようでした。
今では気持ちの切り替えが出来たのか、それらしい影は見当たらない雰囲気だそうです。
ある日、HPへ引き取り依頼のメールが来ました。
それは緊急を要する上、とても悲惨なものでした。
ご主人は既に入院。更にはご本人が病気発症の為、長期入院せざるを得なくなり、母親を介護施設に、子供を保護施設に頼む事になったそうです。
犬の行き先がないので、処分はしたくはないので引き取って欲しいとの事でした。
聞けば今は一時帰宅していて、数日後には再入院になる予定で、あまり猶予がないといった状況でした。
病院へ行く日を聞いたら、後二日しかありませんでした。
頼める親戚もご近所もないとの事。
引き取りはその二日間しかなく、取り急ぎお住まいを訪ね、かなりの遠方でしたが引き取って参りました。
犬は、キャリーバッグに入れた事がないそうで、持参したバッグには当然の事ながらかなり抵抗しました。
犬に納得させる為にも家族に入れて貰う事にしたのですが、家族全員で悪戦苦闘の末やっと入れることができました。
バスは終わっていたため、タクシー・電車と乗り継ぎ帰宅。
道中、鳴かずに自宅まで辿り着けるか不安でしたが、一切声を出す事もありませんでした。
我が家のケージへ移動した後も殆ど動く事さえしませんでした。
丸一日、ご飯にもオヤツにも無反応でした。
ケージにへばり付いているといった感じで、怖がっているというより無表情でした。
一生懸命事態を把握しようとしていたのかもしれません。
先方も納得しての事ですが、お子さんもメソメソする訳でもなく、別れはあっさりしたものでした。
二日後には家族ばらばらになる訳ですから、犬に気持ちを移す余裕もなかったのかもしれません。
が、この子は賢く、嫌われて捨てられたのではない事を分っていた為、気持ちの整理がつかなかったのでしょう。
過去にも何頭か事情のある飼い主からの引き取りをした事はありましたが、既に飼い主に飼う気が失せている為、犬も飼い主に対する情は微塵もない様子で、振り返る事なく、私の方へ移動してきました。
見知らぬ家・見知らぬ犬達にも全く不安がないのか、尻尾さえ振って挨拶した子もいましたし、食べ物を受け付けない子はいませんでした。
それを思うと、まだまだ子犬の年齢であるにもかかわらず、気持ちの切り替えが出来ずにいるこの子は、本当に可愛がって貰っていたんだろうと思うと切なく、その姿に痛々しいものを感じ、何とも言えない思いが沸いてきます。
あの日、無理して引き取りに行って本当に良かったです。
数日後には大雪になったので、誰もいない・寒い・暗いの中に一頭でいる事になるのは避けられた訳でしたから。
「無人の家に犬が・・・」とは良く聞く話ではありますが、この子は見知らぬ家で不安ではありますが、その事態を避けられて良かったと思います。
飼い主さんの言う通り、とてもよい子です。
引き取った翌日にトリミングをお願いしましたが、トリマーさんにも褒められました。
若い子ですから、その内には気持ちも切り変えられるでしょう。
今度こそは、そんな心配のないお宅を探してあげたいものです。
数日後、気にしながらも預かり先へ移動した所、暫くしたらケージから自らノソノソ出て来たそうで、心配は杞憂に終わり、ヤレヤレでした。
次の日には、先住保護犬が気に入ったのか、先住犬がおされ気味な位に纏わりついているそうです。
当然、食欲も出てきたそうで、血便だったのが嘘のようでした。
今では気持ちの切り替えが出来たのか、それらしい影は見当たらない雰囲気だそうです。