-東京・神奈川で飼い主を失った犬達の保護をし、里親を探すボランティア団体です-

140320O-CHPF
ブリーダー放棄

チワワ

♀

2.2kg（太め)

推定11歳程度

• 避妊手術
• 歯石除去
• 混合ワクチン接種(8種)
• フィラリア抗原抗体検査(陰性)
• 検便

正常体重は2kgにも満たない小さな小さなチワワです。

ブリーダー死亡で行き場のなくなった犬が居ると情報が入り、数十匹残された犬の中で緊急性の高い子達を6匹引き出した中の1匹です。

直後、現場に残された残りの犬達の内、若い犬は繁殖用に仲間のブリーダーが連れ帰り、使えなくなった年齢の子は実験用として売り飛ばしたようでした。

この子は、目の怪我を放置された挙句、片目は萎縮し失明、もう片方の目も失明直前でした。

小さな運動場に他の犬達と出されると、他の犬達に踏み潰されながら隅っこでじっとうつむいておりました。

それが彼女の日常だったようです。

死ぬのをじっと待っている、そんな状態だったのでしょう。

引き出し後、温かいベッド、落ち着ける空間、おいしいご飯、適切な医療、スキンシップ。

たったそれだけでうつむいていた顔は上がり、死を待つ暗い表情には明るさが戻り、尻尾を振りながらちょこまかと歩き回るようになりました。

そんな中、避妊手術のためお腹を開いてみて衝撃の事実が分かりました。

非常に小さい子である上に、若いころはさぞかし器量よしだった様子が伺える子ですので、何度もお産をさせられていたのは容易に想像できましたが、およそプロの獣医がしたと思えない様子で子宮がねじれてお腹の中に押し込められていたのです。

小さな子です。

帝王切開だったのでしょう。

劣悪なブリーダーでは帝王切開を素人がするような噂を思い出しました。

噂の真偽はともかく、良く生きていてくれました。

辛い辛い毎日を生き抜いてくれた彼女は、大人しく朗らかな非常に良い子です。

里親さんには多くを求めない子です。

抱っこもせがみません。

要求吠えも当然ありません。

他の犬ともけんかはしません。

トイレもシーツを認識しています。

声をかけられ、なでられるのがただただ大好きです。

彼女に愛情と温かい場所を提供してくださる里親さんを募集します。