-東京・神奈川で飼い主を失った犬達の保護をし、里親を探すボランティア団体です-

140702G-CHPM
保護センターより引き出し

チワワ

♂

2.5kg（ベスト3kg弱)

推定2-3歳程度

• 去勢手術
• 歯石除去
• 混合ワクチン接種
• フィラリア抗原抗体検査(陽性/投薬中)
• 検便

珍しい毛色の子です。

もしかしたらチョコレート色が退色したのかもしれません。

愛嬌のある顔をした子です。

ディズニーの双子のリスに雰囲気が良く似ているので「チップ」と名付けました。

印象通り闊達です。

明るい元気な子ではありますがケージから出そうと手を伸ばすと、ちょっと逃げ惑い、緊張感ありありの雰囲気を漂わせます。

迎えに来なかっただけあり、何かあったのかもしれません。

が、一旦出してしまえば、キャッホ〜とばかりに大運動会を展開します。

その早い事早い事、かなりな俊足です。

遊びが足りないと「おいで」と言って手を出しても、手前まで来て飛び跳ねるので、なかなか捕まりません。

ご飯の際は大喜びではしゃぎますが、基本ケージ内では大人しくしていられます。

若いオスのチワワですので、その内に我が出てくるのかと思っていましたが、犬にもフレンドリーで大型犬がのぞきこんでも、キャンキャン反応する事もありません。

期待はしていなかったのですが、ご飯の際「オスリワリ」「マテ」をしたので、少々ビックリしました。

軽く指示を出しただけでしたがさっと座り、ご飯にも飛びつかず待っていられました。

やせ過ぎですので、当然バクバク食べはしますが、その際に触っても唸る事もしません。

こんな小さいな子がガリガリに痩せているとは有り得ない話ですよね。

うっかりするとご飯の量を間違え、気をつけていても太らせてしまうのが常なはずです。

大事な時期に栄養が充分とれず、ご飯も少量だった為、毛も退色してしまったのかもしれませんね。

躾は入れてはあるものの、厳しいものだったのかもしれません･･･躾は度を過ぎると虐待です。

動きが早い犬種ですので、交通事故にも遭わず、収容されて来たのは不幸中の幸いでした。

最近は、予想外の面が見えて少々びっくりでした。

過日、預かりさんに引き渡した際の事でした。

我が家ではすっかり慣れて犬らしく伸びやかでしたから、それはそれは痛々しいものでした。

玄関先で預かりさんに「この子よ」とご対面させた所、前足がぶるぶる小刻みに震え始めたのでした。

暫くしたら収まったので一安心でしたが、見知らぬ人は不安なのかもしれません。

移動先で体調不良はなかったし、先住犬とも問題ない様子にヤレヤレでした。

見かけと大違いに少々笑えましたが、過去の苦労を垣間見るようで暗い気持ちにさせられました。