-東京・神奈川で飼い主を失った犬達の保護をし、里親を探すボランティア団体です-

140907G-STPF
保護センターより引き出し

シーズー

♀

3.6kg

推定6-7歳程度

• 避妊手術
• 歯石除去
• 混合ワクチン接種
• フィラリア抗原抗体検査(陽性/投薬中)
• 検便

小ぶりな可愛い子です。

収容された際は、とても飼い主が現れる様な状態の子ではないと判断される位の様相だったらしいです。

スタッフが他の犬の様子を見に行った際に、迷子情報に掲載されていないこの子を見つけ、「この子は？」と尋ねると「明日、処分で送られる」との返事に慌てて引き出し要請をし助けた子です。

目を傷めているシーズーが多い中、この子はそれも綺麗で、声を出す訳でもなく人に怯えもなく、本当に良い子です。

しかし、こんなに小さいにも関わらずフィラリアが陽性でした。

外で飼育していたのでしょうか。地方では珍しくないらしいですが･･･。

最近も同じエリアで、本来ならば室内飼育の小型犬を外で繋いで飼っていると気にしている方の話を聞きましたから、溜息以外には言葉もありません。

そんなエリアなら、売る側が「この犬種は室内飼育ですよ」と説明し販売するとか、何とか行政の指導で適正な飼育をしてもらえないかと願うばかりです。

以下は、預かりさん情報です。

最初の印象は「なんて小さいんでしょう！」でした。

更にはフィラリア陽性と聞いて、返す言葉がありませんでした。

兎に角良い子です。

舐め壊した足の傷の処置も大人しくさせてくれましたし、鳴くでもなく悪戯するでもなし、どんな犬とも問題なしでした。

フィラリア陽性にもかかわらず、トイレシートの認識があり、びっくりでした。

尻尾を振り振り見つめる目に少々覇気が感じられませんでしたが、ご飯の時はイキイキして、笑えます。

来た当初は、朝に少々吠えておりましたが、それもすぐ収まり、今では起きて来るまでじっと我慢の子でいられます。

一番のお気に入りは膝の上でお腹を触ってもらう事の様です。

最近こんな事がありました。

ある日、ケージを掃除しようと敷物を外したらお気に召さなかったのか、その後ふて寝していましたっけ。

こんなに表情豊かな子を探さない飼い主がいる事に正直驚きでしたが、そんな飼い主の元に帰らなくて、結果としては良かったなと思っている私です。