-東京・神奈川で飼い主を失った犬達の保護をし、里親を探すボランティア団体です-

150519G-SIPF
保護センターより引き出し

柴犬

♀

7kg強

推定5歳過ぎ

• 避妊手術
• 歯石除去
• 混合ワクチン接種
• フィラリア抗原抗体検査（陰性）
• 検便
• 脂肪腫/二カ所（処置予定）

明らかにブリーダーの放棄の子でした。

同じ場所で数頭が保護されたそうです。

おまけに全てメスでした。

収容当初はケージの中で震えていたそうです。

かなり小ぶりの子です。

散々産ませられたのか、一番毛ぶきが悪かったです。

バサバサで、如何にも栄養状態が悪いのが一目瞭然でした。

それにも関わらずご飯への関心も薄く、一体何を食べていたのかと不思議です。

最近やっと完食に近い状況にはなり、毛の状態も徐々に良くなり、換毛期もあって秋には柴犬の毛質に近づく事でしょう。

柴犬は皆そうですが、この子もいるのかいないのかという位静かです。

ひっそりといった方が良いかもしれません。

時折子犬の様に新聞紙で遊んでいる事もあり、ほほえましいです。

当初はケージを開けても出てこず、綺麗好きな柴犬ですが我慢我慢の末、ケージで粗相してしまい、濡れたくないので隅っこに避難しておりました。

最近は慣れた事もありケージからは即出てきますが、いち早くベランダで用を足し、リビングを二周駆け抜けると、再びケージへ直行です。

ケージの扉が閉まっていると、困ったようにドアの近くでウロウロしています。

後ろ足で踏ん張って拒否していたお散歩も、今はトコトコと快適に歩き、時折匂いを嗅ぎ、楽しんでいる様子です。

抱っこも出来ますが、まだまだ硬直状態です。暴れる風はないので、徐々に慣れる事でしょう。

しかし、マッサージは大好きです。

静かに目を閉じ、されるがままです。

ブラッシングも大丈夫ですが、お尻回りや尻尾はやんわり遠慮がちにごめんなさいみたいです。

兎に角大人しい穏やかな子です。

優しい眼差しをみるにつけ、苦労した分ゆったり、のんびりさせてあげたいと思っています。