-東京・神奈川で飼い主を失った犬達の保護をし、里親を探すボランティア団体です-

150910O-IGPF
ブリーダー放棄

イタリアン・グレーハウンド

♀

5kg強

推定7歳程度

• 避妊手術
• 歯石除去
• 混合ワクチン接種
• フィラリア抗原抗体検査（陰性）
• 検便
• ヘルニア処置

ここまで酷い子は久々です。

ママさん犬とは聞いてはおりましたが、大半のおっぱいが異様に垂れて風になびいている状態です。

聞く所によると、大抵は早い子で5歳、遅い子で7歳でお役御免になるそうです。

子出しが悪くなるからというのがその理由だそうですが、要は妊娠しない・妊娠しずらい・死産・早産等で効率が悪くなるためでしょう。子犬を産ませるための道具としてしか見ていないブリーダーの考え方はどうにか改まらないものでしょうか･･･。

更には生まれつきなのか、前足が外に曲がっています。

声帯手術もされている上に、ヘルニアもありと、踏んだり蹴ったりの状態です。

しかし本人は気に留める様子もなく、至って陽気で超がつく程人懐こいです。

余りのフレンドリーさに、その状態とのギャップに言葉もありません。

普段はうっかりすると忘れてしまいそうなくらい、静かというかひっそりです。

只今は子犬の教育係りをしてもらっていますが、驚く程上手です。

ママさん犬だっただけあり、少々しつこい若い子にもニコニコと上手に相手が出来、とても助かっている所です。

みるみる子犬が成長し、自分より体重も体高もあるにもかかわらず、果敢に相手をし、教育的指導も含め、楽しんいる様子にはびっくりです。

ですが、やはり一番好きなのは人人人です。

兎に角べったりといった表現がぴったりな子です。

抱っこ抱っこと擦り寄ってきます。

いかにも、楽しいな〜楽しいな〜といった感じで歩きまわっています。

入ってはいけない所に入ったのを注意されると、恐縮しつつ慌てて出てくる様子などをからもとても素直なことがわかります。

過酷な環境にいたにも関わらず、この子に恐怖という感情はないのか、人を見ると常に尻尾を振り、表情豊かです。

怖い思いをしてこなかったのは幸いでした。

無理して元気・明るいという訳ではなく、本心からなのが救われます。

隣りで四六時中吠えまくりの子がいても、警戒吠えをする子がいても、一切連動はしません。

以下は、預かりさん情報です。

品のある姿です。

推定年齢より若々しく、おもちゃで遊ぶのが大好きで、無邪気に遊ぶ姿が本当に可愛らしいです。

左前脚で「ねぇねぇ」と甘えてきます。

うちのワンコとも上手に遊んでくれて、追いかけっこ、じゃれ合いをして疲れたらデッキで並んで日向ぼっこです。