-東京・神奈川で飼い主を失った犬達の保護をし、里親を探すボランティア団体です-

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保護センターより引き出し

柴犬

♂

13kg

推定7歳前後

• 去勢手術
• 歯石除去
• 混合ワクチン接種
• フィラリア抗原抗体検査（陰性）
• 検便

ミニ秋田犬!?を思わせる風貌、トトロのようなボブテイル、小型犬の群れに囲まれて吠えたてられても動じないおおらかさ、柴犬の雄にあるまじき驚くべきやさしさの持ち主。

尻尾がちぎれ、出血し、生気を失って呆然とした姿でセンターに収容されておりました。

ぼろぼろの姿は、死を待つ老犬のそれでしたが、とにかく穏やかであるとのことで処分から免れた犬でした。

センターでけがを治し、ご飯をモリモリ食べ、少し動くようになって、あれ？もしかして思ったより全然若い？と驚くほどに若返りました。

不適切な飼養がこの犬の風貌を必要以上に老犬に見せていただけでした。

適切に飼われていいなかったのは明らかで、いざ引き出して、預かりさんのお宅で犬らしい生活を送らせてあげると散歩中の急な物音に固まったりする場面も。

収容時にちぎれていた尻尾は、虐待･･･？と、つらい推測もしてしまいますが、本人は人間に敵意も怯えもありません。

どう甘えていいのかわからない。だって人間と触れ合って来なかったから。という雰囲気。

無表情で諦めた表情の男の子が、預かりさん宅で、超甘えん坊、超スリスリ、超くっつき魔に変身したそうです。

今まで愛されなかった分を取り戻すかのような様子に、胸が熱くなりました。

吠え声の一切も出さず、ゲージでのお留守番もでき、トイレは極限まで律儀に我慢。

売られた喧嘩も買わず、ご飯をモリモリ食べ、散歩の引っ張りもなく、抱っこだってへっちゃら。

車の助手席の足元にも静かに乗って、こっちを見上げてにこにこ笑ってくれます。

穏やかな日本犬と穏やかで愛のある生活を送りたい人にはこれ以上の子はいないでしょう。

犬初心者のご家庭でも十分飼いやすいでしょう。