-東京・神奈川で飼い主を失った犬達の保護をし、里親を探すボランティア団体です-

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保護センターより引き出し

秋田犬

♂

25kg程度

推定3-4才位

• 去勢手術
• 歯石除去
• 混合ワクチン接種
• フィラリア抗原抗体検査（陰性）
• 検便
• 血液検査

同じ場所で年齢も同じ頃と思われる、若い秋田犬二頭が保護されました。

おそらくブリーダーが無責任に増やし、持て余した結果、放棄したのでしょう。

この仔はそのうちの一頭です。

ここ最近、立て続けに、迷子とは考えられない秋田犬が保護センターへ収容されて来ます。

秋田犬は里親さん探しの際は慎重さが求められる犬種です。

ただでさえ大型犬は里親さんが見つかりづらい状況ですので、毎月のように収容されてくるこの仔達をみるたびに、どこまで救ってあげられるだろうか･･･と暗い気持ちになります。

この仔は処分には忍びない若い仔で、性格も良さそうな仔でしたので、センターの方々もなんとか二頭とも救ってあげたいと頑張ってくれました。

他の団体と一頭ずつ引き取った次第です。

ネアカでとってもフレンドリーな仔です。

秋田犬の、飼い主以外には無関心といったイメージが本当に変わります。

通りすがりの犬好きの方が、警戒もせずに「女の子ですか？」と近寄ってくる位です。

この仔も当然の様にニコニコとご挨拶しました。

人に関しては用心する必要は皆無かなとは思っておりましたが、まだセンターから連れ帰って間もない時でしたから、その自然な様子は良いサプライズでした。

預かりさん宅へ移動する際も、嬉しそうに尻尾を振るので預かりさんの方がビックリしていました。

「秋田犬ってそんなに不用心だった？」と。

車移動の際もバリケンに自ら乗り込み、手のかからない仔です。

でも、暫くは散歩中に排便排尿はせず、自宅の庭で済ませる様な慎重さもきちんと持っています。

ご飯の際は鼻鳴き程度はしますが、ガツガツする事もなく、少し痩せ気味にもかかわらず上品と言える位の食べ方に、なんだか切なくなるくらいです。

粗相もありません。

とにかく甘えん坊で、仔犬仔犬しています。

何をしても嬉しくて仕方ない様子です。

散歩に行くのも嬉しいらしく、はしゃぐのでハーネス装着にチョット時間がかかるのはご愛嬌です。

お腹に手を回しても、尻尾に触れてしまっても、気にする風もありません。

預かりさんからも「史上最高一番良い仔！」と、褒め過ぎ位の第一便が届きました。

初日から排尿の合図を出してくれるし、学習能力もどうやら先住の秋田君より良いらしいと、手放しの褒めようでした。

この仔と共に、穏やかに暮らしてくださるご家庭にご縁がありますように。