-東京・神奈川で飼い主を失った犬達の保護をし、里親を探すボランティア団体です-

18067GF181214
保護センターより引き出し

柴犬

♀

8kg（痩せ気味/適正9kg程度)

推定7才位

• 避妊手術
• 歯石除去
• 混合ワクチン接種
• フィラリア抗原抗体検査（陰性）
• 検便
• 血液検査

とっても穏やかそうな顔をした仔ですが、遠慮勝ちな感じです。

栄養が足りていない様で、痩せていて毛質がバサバサです。

食欲は大いにあるので、その内に毛も黒光りしてくる事でしょう。

無関心な飼い主の元にいたのか、人には期待せずといった風情です。

排尿の為、ベランダに出しても戻って来ないので見てみると、一番端の方でお座りというより、正座に近い感じで座ったままでいる様な仔です。

唯一感情を表したのが、センターで様子を見ている時でした。

柴犬は割合素っ気ない犬種ですので、犬舎から出てきて直ぐは「まあ、お好きにチェックしてください」といった淡々とした態度でした。

触わらせてもらいながら職員の方と話していると、引き出す判断をするのが私と理解したのか、急にひたすら私の手を舐めてきました。

「今日連れて帰って」と訴えている様に一生懸命舐めていました。

一緒に行った搬送さんも犬の感情の変化を目の当たりにし、ビックリしておりました。

この仔の気持ちを思うと、本当に切ない話です。

預かり宅でも、来た当初は落ち着きなくウロウロしていた様ですが、一週間もした所で安心したのか、それも解消したそうです。

フリーにしても全く粗相がなく、散歩も安心して出来、猫に唸られようが、吠え立てる犬に遭遇しようが、我関せずだそうです。

反対に「可愛い〜！！」と言われると、お愛想良く大人でも子供でも、大人しく撫でさせてくれる心の広い仔だそうです。

気を良くしているのか、家が近づくと、帰りたくないと歩みが止まってしまうのが唯一の困りものだそうです。

結局、抱っこして強制帰宅してもらっているそうです。

嫌がらないのは甘えているのかもしれませんよね。