保護犬No
19019GF191003
保護センターより引き出し
保護センターより引き出し
犬種
MIX
性別
♀
体重
13kg
年齢
推定13才以上
医療
- 混合ワクチン接種
- フィラリア抗原抗体検査(陰性)
- 検便
- 血液検査
- 乳腺腫瘍(年齢を考慮して処置せず経過観察中)
- 外耳炎(点耳中)
- 眼球萎縮(点眼中)
- 卵巣腺癌(処置済)
ご報告
二年近く一緒に過ごしました。
亡くなる1ヶ月前からは、目と耳に加えて、鼻も効かなくなっていました。
足腰が弱くなっても律儀にトイレは外でしようとするので、支えながら用を足し、そのまま倒れこんでしまうようになりました。
大好きなごはんは、前日まで食べていましたが、吠えることのなかったユウちゃんが、大きな声で10回ほどワンワンと吠えたあと、眠るように息を引き取りました。
※以下の紹介文は生前のものです
亡くなる1ヶ月前からは、目と耳に加えて、鼻も効かなくなっていました。
足腰が弱くなっても律儀にトイレは外でしようとするので、支えながら用を足し、そのまま倒れこんでしまうようになりました。
大好きなごはんは、前日まで食べていましたが、吠えることのなかったユウちゃんが、大きな声で10回ほどワンワンと吠えたあと、眠るように息を引き取りました。
※以下の紹介文は生前のものです
性格・特徴など
動物愛護、殺処分ゼロが叫ばれる今現在ですら、北関東のこの地域では毎週何頭もの犬猫が、恐怖の中ガス室で窒息死させられています。
それを知りつつ、我々ボランティアもぎりぎりのところで助けられる命・助けられない命を選択しています。
譲渡の可能性がある犬は「助けられる命」。
譲渡の可能性が低い犬は「助けられない命」。
彼女は、やっと身動きがとれる程度の狭い檻の中で何時間も立ちつくしていました。
私が保健所に見に行った時も、ただうつむいて、立ちつくしていました。
目は委縮して機能を果たしておらず、耳もこちらの呼びかけには反応しません。
保健所に収容された犬を、センターの譲渡となるのか、ほかの団体さんが引き出してくれるのか、我々が引き出せるのか、一頭一頭職員に話を聞きながらチェックしていく中で、彼女の前に立った時、センターの職員の方は、優しさから「どうしますか?」とは尋ねませんでした。
どうもできるはずない。
目の見えない、耳の聞こえない、感情のない老犬は、誰も必要としない。
譲渡されるはずがない。
毎週同じような犬が収容される。
先週もいた。
来週もいる。
それを、一ボランティアに「どうしますか(殺しますか)?」とは聞けない。
何十回とセンターに通い、職員の方と話をしてきた我々もそれは十分理解している。
この犬を連れて帰ったら、来週以降収容される「助けられる命」の置き場をふさぎ、沢山の「助けられない命」を作る。
この犬は助けられない。
助けてはいけない。
・・・「助けてはいけない」彼女は、結果、我が家で一時保護されています。
「可哀そう」という表面上の同情を抱くことすらすでに不謹慎に思える心境の私を動かしたのは、強いて言うなら彼女が「とっても可愛かったから」。
可愛くて、目の見えない、誰からも愛されてこなかった彼女が、お腹いっぱいごはんを食べた後、ひだまりで寝転がっているのを見ているだけでこちらを幸せな気持ちにさせてくれます。
一日中フリーで部屋をフラフラ歩き、好きなところで行き倒れるように安心して寝転んで、ご飯の時間帯になるとそわそわし、お外に出すとトイレを済ませてくれ、律儀な犬なので用を足した跡は必ず埋めております。
攻撃性は皆無で、無駄吠えもなく、他の犬とも全くもめず、食欲があり、おやつが好き。
長いお散歩は不要。
おいしいごはんと、たっぷりの愛情だけ提供してくださる預かりさんを募集しております。
追伸
保護してから早一年、生活も安定し、このまま何事もなく過ごせるかなと思っていた矢先の出来事でした。
元気で食欲もありましたが、陰部から異臭を放つ茶色の液体が出ているのに気づきました。
高齢の為、避妊手術はこの子の負担になると考え、敢えて処置していなかったので、すぐに子宮蓄膿症を疑い病院へ連れて行きました。
案の定、子宮内は膿でパンパンとの事でした。
このままでは一週間持つかどうかもわからず、更には肺水腫で苦しむとの説明を受け、一か八かで手術をしてもらいました。
見事に成功し、驚異の回復力で術後三日で退院できるまでになりました。
予想に反し、病理検査の結果は卵巣腺癌との事でした。
幸い、全て取りきってあるそうで、何よりでした。
先生曰く「もう少し若いかもしれない」と、嬉しい一言も頂けました。
今までの辛かった境遇を吹き飛ばすくらい、これから沢山幸せになってほしいです。
それを知りつつ、我々ボランティアもぎりぎりのところで助けられる命・助けられない命を選択しています。
譲渡の可能性がある犬は「助けられる命」。
譲渡の可能性が低い犬は「助けられない命」。
彼女は、やっと身動きがとれる程度の狭い檻の中で何時間も立ちつくしていました。
私が保健所に見に行った時も、ただうつむいて、立ちつくしていました。
目は委縮して機能を果たしておらず、耳もこちらの呼びかけには反応しません。
保健所に収容された犬を、センターの譲渡となるのか、ほかの団体さんが引き出してくれるのか、我々が引き出せるのか、一頭一頭職員に話を聞きながらチェックしていく中で、彼女の前に立った時、センターの職員の方は、優しさから「どうしますか?」とは尋ねませんでした。
どうもできるはずない。
目の見えない、耳の聞こえない、感情のない老犬は、誰も必要としない。
譲渡されるはずがない。
毎週同じような犬が収容される。
先週もいた。
来週もいる。
それを、一ボランティアに「どうしますか(殺しますか)?」とは聞けない。
何十回とセンターに通い、職員の方と話をしてきた我々もそれは十分理解している。
この犬を連れて帰ったら、来週以降収容される「助けられる命」の置き場をふさぎ、沢山の「助けられない命」を作る。
この犬は助けられない。
助けてはいけない。
・・・「助けてはいけない」彼女は、結果、我が家で一時保護されています。
「可哀そう」という表面上の同情を抱くことすらすでに不謹慎に思える心境の私を動かしたのは、強いて言うなら彼女が「とっても可愛かったから」。
可愛くて、目の見えない、誰からも愛されてこなかった彼女が、お腹いっぱいごはんを食べた後、ひだまりで寝転がっているのを見ているだけでこちらを幸せな気持ちにさせてくれます。
一日中フリーで部屋をフラフラ歩き、好きなところで行き倒れるように安心して寝転んで、ご飯の時間帯になるとそわそわし、お外に出すとトイレを済ませてくれ、律儀な犬なので用を足した跡は必ず埋めております。
攻撃性は皆無で、無駄吠えもなく、他の犬とも全くもめず、食欲があり、おやつが好き。
長いお散歩は不要。
おいしいごはんと、たっぷりの愛情だけ提供してくださる預かりさんを募集しております。
追伸
保護してから早一年、生活も安定し、このまま何事もなく過ごせるかなと思っていた矢先の出来事でした。
元気で食欲もありましたが、陰部から異臭を放つ茶色の液体が出ているのに気づきました。
高齢の為、避妊手術はこの子の負担になると考え、敢えて処置していなかったので、すぐに子宮蓄膿症を疑い病院へ連れて行きました。
案の定、子宮内は膿でパンパンとの事でした。
このままでは一週間持つかどうかもわからず、更には肺水腫で苦しむとの説明を受け、一か八かで手術をしてもらいました。
見事に成功し、驚異の回復力で術後三日で退院できるまでになりました。
予想に反し、病理検査の結果は卵巣腺癌との事でした。
幸い、全て取りきってあるそうで、何よりでした。
先生曰く「もう少し若いかもしれない」と、嬉しい一言も頂けました。
今までの辛かった境遇を吹き飛ばすくらい、これから沢山幸せになってほしいです。