-東京・神奈川で飼い主を失った犬達の保護をし、里親を探すボランティア団体です-

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ブリーダー放棄

ポメラニアン

♂

2.5kg

推定8-9才程度

• 未去勢
• 歯石除去
• 混合ワクチン接種
• フィラリア抗原抗体検査（陰性）
• 検便
• 血液検査

未去勢になります。

血液検査も問題なく、フィラリアも陰性、心臓も良好の健康体でしたが、去勢手術の際に麻酔に反応し手術は中止となりました。

その際の理由は不明との事でした。たまたま反応した可能性もなくはないので、日を改めて実施しても良いかもしれませんとの説明でしたが、この子は体もとても小さく、年もシニアなので、敢えて危険を冒す必要はないと判断し、去勢は行わないと判断した次第です。

保護した直後のこの子は、顔以外はバリカンでおざなりにカットされて貧相な容貌でした。

人がじっと見ると緊張のためか前足をあげ、まるで降参したかのようにフリーズしてしまいました。

長らく繁殖目的のためだけに生かされる環境にいた為か、人間不信気味です。

それでも愛情には飢えている様子で、尻尾を振りながら恐る恐る近寄っては、こちらが手を延ばすと慌てて後退りするという状況でした。

ゆっくりではありますが、最近では近寄ってきて、手を舐めてくれることも多くなり、この子のペースで心を開き始めている様子が窺えます。

視線が合えば、尻尾をフリフリと返してくれるようになりましたが、抱っこはどうかといえば、これ以上にない位にカチンコチンに固まってしまいます。

一日も早く、抱っこって心地良いのよって知ってほしいなぁと思う毎日です。

人間には無抵抗ですが、犬に対しては、中々の強気で、微笑ましいです。

それとなく事前調査し、可能なワンコにはマウントします。

抵抗されれば、あっさり断念し、引き際を心得ています。

時折、いたずらっ子のように何か考えているなーという表情をするのですが、それが又とても可愛くて見惚れています。

シニアですがまだまだ元気で、動きに面白さと楽しさがあり、一緒に暮らしていて飽きないワンコです。

長らくブリーダーの元で苦労してきた子ですので、これからは何事も強制されることなく、自由にのびのびと暮らせる環境で、たくさん幸せになってほしいです。